2006 春 卒業を祝う会 於 自宅



甑口釜、山路棚、志野水指、不染斎自筆木賊の図風炉先  本年3月19日、無事卒業する茶道部4年生の3人を自宅に招いて、簡単なお茶会を開きました。

 床に不染斎宗匠の「無事」の一行を掛け、濃茶には加藤春二さんの茶入、薄茶には楽只斎好の朱茶器を用いました。お祝いであると共に、別れの席でもあるため、濃茶席の茶杓には不染斎宗匠作「泪」写し、薄茶には自作茶杓「花」を使いました。

 今回、一人で全ての段取りを行ったため、行き届かない面もあったと思いますが、スタッフの一人でなく、席主としての苦労も少しは理解でき、とても良い勉強になったと思います。
 卒業生3人には少しは楽しんでもらえたでしょうか?しかし、本当に楽しんだのは私自身だったかもしれません。師匠の言われた、「亭主7分客3分」の意味がわかった気がします。
 3人の今後の活躍に期待します。



    寄付・妙玄斎筆「春」添書楽分庵       不染斎筆「無事」







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