久々に訪れた母校の茶道部は、人数も増え、活気がありました。
今回の席次も、回転させると絵や文字が変わる凝ったデザインです。
寄付の床は、森村宜稲の「蛍狩り」の画。
本席の床は、葆光斎筆「雲収青山岳(くもおさまりてさんがくあおし)」。
軸のような天候には恵まれませんでしたが、澄みきった空に青々とした山岳を思い描くことができました。
亭主は、希少な男子部員です。
今回は丸卓のお点前でした。丁寧な所作が印象的でした。
菓子は、両口屋の、銘「氷室」。銘々皿の色とも相俟って涼を演出していました。
キンマ塗りの中棗に、葆光斎作の「青田」の銘のある茶杓。
茶碗は津島焼の黒で、銘「夏の野」。
軸、茶杓、茶碗で日本の初夏の風景を演出する道具組でした。
寄付、本席共、お運びのタイミング等気になることはありましたが、久々に元気な現役部員達の姿を見ることができ、満足しました。
今回で若竹茶会も34回。次回は35回という節目であるので、何か記念になる茶会にできるといいですね。
寄付
床 宜稲筆 蛍狩りの画
本席
床 葆光斎筆 雲収青山岳
花 入 琉球籠 手付
花 笹百合
風 炉 唐銅 切合
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釜 真形
風炉先 常什
棚 溜塗 丸卓
水 指 五山窯 鶸 宝尽くし紋 金襴手 探幽作
茶 器 高松土産 キンマ塗り
茶 杓 葆光斎作 銘 青田
茶 碗 津島焼 黒 井戸形
建 水 唐銅 エフゴ
蓋 置 万古焼 七宝つなぎ 瑞山作
菓 子 銘 氷室 きよめ餅製
器 銘々